NMNサプリの製法の違いによる選び方
公開:2024年01月12日1.NMNサプリの作り方は大きく分けて2つ
NMNサプリの作り方は大量生産に適した化学合成法と、安全性が高い酵母発酵法があります。それぞれの特長は以下のとおりです。
1-1.化学合成法
・化学反応でサプリを作る方法
・たくさん安く作れるので、製品価格は低くなる
・作る過程で有害な不純物が混ざる可能性がある
・混ざった有害な不純物を取り除き切れていない製品もあり、購入の際には注意が必要
・化学合成法で作られたNMNサプリをマウスに与えたら死んでしまった例もある
1-2.酵母発酵法
・自然の酵母を使ってサプリを作る方法
・有害な不純物が混ざるリスクは低い
・大量生産が難しくて製品価格が高くなる
2.NMNサプリを選ぶときのポイント
製品選びでは、信頼できる情報をもとに安全性を確認することが重要です。製品の原料や製造元を確認すること、そして国内製造の製品を選ぶことで、安全基準に従い製造されていることやアフターサポート体制が整っていることが確認できます。
2-1.酵母発酵法で製造された製品を選ぶ
化学合成法に比べると有害な化学物質が混入するリスクが少ないため、安全にサプリを使用したい場合は、酵母発酵法で製造されたサプリを選ぶことが重要です。
2-2.産地、製造元を確認する
原料や製造元についても確認した方が良いでしょう。原料費や人件費などのコスト削減のために、海外から原料を輸入しているサプリも多く存在します。しかし、日本とは安全基準が異なるため、国内では認められていない不純物が混ざっている可能性があります。また、海外メーカーのサプリの場合、サポートが十分でないことも多くあります。国内メーカーが製造しているもので、サポート体制が整っているサプリを選ぶことが大切です。
3.まとめ
自分に合ったサプリを選ぶためには、どんな製法かを理解することが大切です。化学合成法の製品はたくさんありますが、安全性を考えたら、酵母発酵法で作られた製品がおすすめです。
参考資料
Google Patents β―NMNの製造方法およびその含有組成物
https://patents.google.com/patent/WO2019181961A1/ja
健康産業新聞 期待のエイジングケア成分 臨床レベルの研究報告 相次ぐ(特集/NMN)
https://www.kenko-media.com/health_idst/archives/16407
厚生労働省 「健康食品」の安全性確保に関する現状と課題
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/07/dl/s0710-5c.pdf
- この記事を執筆した専門家
薬剤師廣瀬 安國